2020/09/22 18:58

前回お湯の温度について書きましたので、今回はお茶を淹れるお水について書いてみます。

美味しいお茶を淹れるのに使うお水はどんなお水が良いのでしょうか?

ずばり、日本でお茶を淹れる場合は、水道の蛇口をひねって出てきたばかりのお水が良いです。

世界には水道水を直接飲むことができない国が多くありますが、幸い日本では煮沸をすることもなく飲むことができます。また衛生面でも大きな心配はありません。
蛇口から出てきたばかりのお水は比較的新鮮で酸素を多く含んでいます。この「酸素を多く含む」という点がお茶の味に影響してきます。
ですので、沸騰させすぎた水、何度も沸かした水というのは酸素が少なくなってしまい、理想的ではありません。

またミネラルウォーターに関しては、外国産のものなどはミネラル含有量の多い硬水であることが多いです。その場合、お茶本来の味に影響が出てしまったり、茶湯の色が濁ってしまったりします。
またミネラルウォーターは採水してから時間が経っていると思われます。酸素を多く含む新鮮なお水という点でが少し疑問がでてきます。

以上、美味しい中国茶を日本で淹れるには、水道水をおすすめします。特別な費用をかけてお水を準備する必要はありません。
お湯を沸かす時も沸騰させすぎてしまわないように注意してください。

淹れるお茶によって適切な温度がありますが、その温度の付近で止めてください。
沸騰させてからその温度まで冷めるのを待つというやり方もありますが、沸騰させると酸素が少なくなってしまいますので、その前に火からおろした方が良いです。
カルキ臭等がどうしても気になる場合は沸騰させても良いと思います。